2024年01月04日

苫米地英人著『新装版 現代洗脳のカラクリ』

苫米地英人著『新装版 現代洗脳のカラクリ』を読了。

我々は例外なく絶望的に洗脳されていることを自覚できる書。

洗脳はいたるところで24時間行われているが、特に大きな洗脳がある。

ネタバレになるのでここでは書かないが、拝金主義社会の黒幕だとだけ書いておく。

著者は脱洗脳のノウハウを開示しているが、実は難しい。




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2024年01月01日

戸谷友則著『宇宙になぜ、生命があるのか 宇宙論で読み解く「生命」の起源と存在』

戸谷友則著『宇宙になぜ、生命があるのか 宇宙論で読み解く「生命」の起源と存在』を読了。

大晦日に読み終えるにふさわしい本だった。

DNA、アミノ酸、分子、原子、電子、10の36乗分の1秒といった微細な世界から、138億光年のその先や観測可能な宇宙の10の26乗倍の広大さといった視点を光速で移動させねばならないような壮大なスケールの話である。

もう、感動しすぎて言葉が出ないので、著者のあとがきから言葉を拝借したい。

“その生命の神秘さの源泉は、物理法則の向こうに、奥深くほの暗いものとして、我々の手が届くのを頑なに拒んでいる”

それにしても息を呑んだのは、宇宙物理学と天文学が専門の著者の文章の巧みさと深みだ。日頃、数式や観測データ、論理と向き合っている人とは思えないほどの趣深い文章なのだ。

戸谷氏の文章を読んで、ポケットにはいるこんな小さな本が、途方に暮れてしまうほどに壮大な世界を易易と眼の前に広げて見せているのだ。
息を呑むほどの良書だった。

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