みんなと同じ事、あるいは流行に乗ることに違和感を感じている人は、一読をお薦めします。
文章は非常に読みやすいので、あっという間に読み終わってしまいました。
世間に迎合していくことは、普通に暮らしていくためにはごく当たり前に行っている習慣だと思いますが、そんな中でも時折違和感を感じる人。
自分は何か、こう今ひとつ世間になじめていない部分があるなぁ、と思っている人達は、この本を読むと、勇気づけられます。
ただ、参考として紹介されている人達が、これまた破天荒な人たちが多いので、そういう意味では自分の位置づけが半端なものに思えてしまい、その部分では少し劣等感を抱いてしまう可能性もあります。
後半で触れているニートに対する認識は、著者の意見に賛成できない部分もありましたが、読み終わった感じは、元気がでるというものでした。
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ニートに対する認識の部分、私もちょっと違和感を抱いたところありました。それでも、「なるほどこういう見方があるか」と思いながら読み進めることができ、元気を出せる本だったと思います。著者の新書は、『キラー・クエスチョン』が、こちらよりも完成度が高いなと思いました。