2008年11月05日

『豊臣家の人々 新装版』司馬 遼太郎



久しぶりに司馬遼太郎を読みました。
うーん、テーマはさておき、やはりうまい。
文章がうまいといった話ではなく、話術が巧みなのです。

司馬遼太郎の文章(話術)は、読者との相性もあるのでしょうが、少なくとも私の場合は、たいてい最初の1行で、すーっと引き込まれてしまいます。

今回のテーマは、豊臣秀吉ではなく、彼の人生に巻き込まれ、翻弄された人々が主人公の短編集です。

このテーマの扱い方がまたおもしろいのです。司馬遼太郎には、『新太閤記』という、秀吉をあつかった小説が別にありますが、今回の『豊臣家の人々』は、前編秀吉以外の人を主題にしています。

ところが、この秀吉の周辺を描けば描くほど、直接主題としていなかったはずの秀吉の輪郭が、鮮やかに浮き出してくるのですね。

それにしても司馬遼太郎の人物の描き方は、そのまま司馬遼太郎の「人というもの」への洞察が反映されていておもしろいです。

また司馬遼太郎の特長として、いかに悲惨な人生も、どこか滑稽さを失わずに描いてしまうことですね。
posted by しげぞう at 11:07| Comment(7) | TrackBack(1) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして、愛知女子と申します。
トラックバック賜りましてありがとうございます!
嬉しいですハート


『豊臣家の人々 新装版』司馬 遼太郎
上矢印1
貴重な情報を賜りましてありがとうございます。


司馬遼太郎ファンの家族も知りませんでした…。

早速図書館に行って今日予約してみます!!

また、今後ともどうぞよろしくお願い致します。
<(_ _)>


Posted by 愛知女子 at 2010年11月06日 12:24
トラックバック賜りましてありがとうございます!

早速図書館へ出向きます!
司馬遼太郎ファンの家族も知りませんでしたので、この情報はありがたいです!
<(_ _)>

しげさんは通勤時に読書なさっていらっしゃるのですね。

読書量も選ばれる内容も素晴らしいです!ビジネスものがメインでご覧になっていらっしゃるのですね。

もう、爪の垢を煎じて頂戴したいくらい(笑)

私、携帯も携帯ブログも初心者でやっております。

またいろいろ参考にさせてくださいね。

コメントの書き込み方がさっき試したのですが、しくじりました雫(涙・汗)
また今書き込みが失敗したらごめんなさい…。m(_ _;)m


Posted by 愛知女子 at 2010年11月06日 12:36
愛知女子様

コメントありがとうございました。そちらのブログにもお邪魔しました。いろいろな記事が書かれていておもしろいですね。

司馬遼太郎は大好きな作家の一人で、小説を読むことは隙なのですが、不況のせいか、最近は世の中のウオッチング系の本を手に取ることが増えています。気持ちにゆとりがなくなっているためでしょうね。
Posted by 管理人 at 2010年11月06日 13:06
TBして下さいましてありがとうございます。
司馬さんの作品は文面に『生命』が宿っているようで、読んでいてワクワクしてきます。
故人であることが残念ですが、司馬さんが遺してくれた作品をこれからも大切にしてゆきたい、そんな心境です。
Posted by jazzy-misaki at 2010年11月06日 23:20
jazzy-misakiさん、コメントありがとうございました。
日本史の探訪の旅は長い旅になりそうですね。
そんな中、司馬遼太郎氏の作品は、きっと良いヒントを与えてくれるのだと思います。
私も元々は歴史や宗教に興味があったのですが、昨今の不況でどうしても経済関係の本を多く読みがちです。
また歴史に遊びたいところです。
Posted by 管理人 at 2010年11月07日 09:48
えー、トラックバックの意味、効能というものをいまだに知らず、をりますが、

司馬の「私の全仕事は、二十歳への私への手紙である」

この言葉は、ヤシマヒロシの『昭和天皇御製を読む』とどこかで繋がってをります。また読んでみてください。
Posted by 矢嶋博士 at 2010年11月17日 18:53
ヤシマヒロシ様

トラックバックは、訪問者による記帳の様なものですが、効能は、被リンクの増加による、自分のサイトへのアクセス増加です。

所謂SEOの一種でございます。

それにしても、ヤシマヒロシ様は、ブログでも独特な呼吸にて句読点を使われますね。
味があります。
Posted by 管理人 at 2010年11月17日 22:05
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小説『豊臣家の人々』つづき
Excerpt:  PCでの入力は目が疲れるので、携帯からの投稿にした。 では前回からのつづきで、
Weblog: 日本史探求
Tracked: 2010-11-06 23:17
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