2011年06月19日

『日本経済、復興と成長の戦略』三橋貴明



引き続き三橋貴明氏の本を読んでいます。マスコミや御用経済学者や内閣官房機密費でももらっているに違いないマスコミの解説委員の言葉が大量にテレビや新聞から流布されていることに対応するために、三橋貴明氏や高橋洋一氏、副島隆彦氏、広瀬隆氏といった人々の本を読み続ける必要を感じているためです。

その結果、スポンサー(政府、省庁、大資本)の意向に沿った発言をしている人たちの言葉を聞いたり見たりすると、最近では少しは「おかしいぞ」と思えるようになってきました。

さて、本書ではいつもの三橋節が絶好調ですが、特に東日本大震災後の復興と成長に重点を置きつつ、いつも通り数値を使ってマスコミの嘘を暴いていきます。

日本には、この未曾有の災害を受けてなお、余剰供給力があり、経常収支黒字があります。これをいまこそ使わずにどうするのか、という内容です。

ただ、ひたすら日本について書かれている訳ではなく、日本が世界の中では特異な状況にある国であるため、世界の常識が通用しないことを証明するために、2章から4章までは、アメリカやヨーロッパ、中国の現状にについて多くの説明を行っています。

特にユーロの矛盾や中国の非常に困難な状況については、改めてマスコミや経済評論家やコメンテーターが言っていることの矛盾点に気付かされます。

これが非常に興味深く読める部分です。

そして、それらの予備知識を得た上で、再び日本に戻ると、政府が行おうとしている経済政策が非常にまずい方向に向いている、ということに気付く構成になっています。

最期は、日本の復興に必要な政策についての提言になります。

今の政府を見ていると、非常に困難な状況にありますが、どう困難なのか、ということを一人一人の日本人が考えるようになれば、もしかすると状況が変わるのかもしれない、という希望を与えてくれる本です。




posted by しげぞう at 11:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。