2014年02月04日

『「考える力」をつける本: 本・ニュースの読み方から情報整理、発想の技術まで』轡田 隆史



正直、タイトルに偽りあり、という内容でした。

本書に書かれているのは、「考える力」ではなく、広く知識を増やす心がけと、文章を上手くなるためにはたくさん読みなさい、ということと、著者が如何に大量の蔵書を持っているか、という自慢話でした。

確かに朝日新聞の記者であり、社説を執筆してきた論説委員であるだけのことはあり、文章は巧みです。

しかし書かれている内容は当たり前の事であり、その平凡すぎる結論に対する牽強付会もしくは権威付けの為に、大量の引用が行われており、それこそ著者自身の「考える力」が発揮されていないばかりか、引用で紙面が埋められてしまっている本になっています。

そしてその大量の引用が、大量の蔵書自慢に感じられる程に乱用気味であるところが嫌みに感じられます。

また、隙さえ有ればマスゴミの代表とまで言われている朝日新聞を評価し宣伝し、購読することを勧めている部分も嫌らしいですね。

その当たりに、所詮朝日新聞の記者か、という失望感を抱いてしまいました。

帯で「アタマというのは、こう使うものだ」と推薦している白取春彦氏は、まるで詐欺師の共犯者です。

大量の蔵書から大量に引用すれば、本一冊が書けるという意味では勉強になりましたが。


posted by しげぞう at 12:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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