2014年05月07日

『悪中論 ~中国がいなくても、世界経済はまわる』上念 司



この手の本を良く読まれる方であれば、タイトルからすぐに、

「ああ、室谷克実氏の『悪韓論』と三橋貴明氏の『中国がなくても、日本経済はまったく心配ない!』のパクリか二番煎じだな」

と思われたかもしれません。実際、私は思いました。

それでも、対象国が韓国では無く中国なので、出版社のマーケティングにまんまと嵌まることにして読んでみました。

Amazonのレビューではかなり極端な批判もされていますが、個人的にはなかなか勉強になりました。

確かに著者は中国の専門家でもなく、経済学者でもありませんが、統計や歴史、マスコミの記事などを広く参考にしながらも、中国の現状を分かり易く説明できていると思います。

特に経済統計上のグラフが多用されているのは大変に分かり易いですし、何となく中国は経済的には大国となったようだ、という漠然とした印象を持たれているひとであれば、「あれれ?」と首を傾げてしまう情報が盛りだくさんです。

また、経済データだけでなく、中国共産党の政争や資源外交の実態、歴史的な中国の法則など、多角的に中国が本当に絶好調であるのかどうかを検証して見せてくれます。

その上で、果たして中国経済は崩壊するのだろうか? という疑問に最終章で答えようとします。

マスコミ報道での中国しか知らない、という人には一読をお勧めします。


posted by しげぞう at 19:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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