2014年12月23日

『増税と政局・暗闘50年史』倉山満



現在売れっ子評論家となって、次から次へと新刊を出している倉山満氏の本を初めて手に取ってみました。

なるほど、テーマは良いですし、良く時系列に増税までの経緯を丹念に追跡している様に見えます。

また、文体も読みやすく、確かに売れっ子だなぁ、と思わせるスピード感のある文章でした。

しかし余りに乱暴に、実在の登場人物を批判していることと、リフレ派ばかりを正しいと決めつけている辺りに、著者の軽率さが見えてしまっています。

また、財務省の圧力により、歴代の首相が増税をする嵌めになったことを明らかにしていることは良いのですが、なぜ、財務相が増税こそ悲願となっているのか、という最も知りたい部分が、丁寧に説明されているとは言えません。

さて、著者は本文中で、しつこいぐらい保守言論陣をけなしていますが、そのけなし方があまり上品ではありません。

特に三橋貴明氏と麻生太郎副総理に対する毒づき方は尋常ではありません。何か恨みでもあるのでしょうか。

──大丈夫か? と思ったら、既に三橋貴明氏に訴えられておりました。

三橋貴明氏のブログに倉山満氏及びイーストプレス社に弁護士を通じて内容証明を送付したことが記されています。
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11822729893.html

さて、本書は回収されるのでしょうか。

テーマが良かっただけに、著者の品位の無さに少々がっかりしました。

posted by しげぞう at 22:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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