2014年12月28日

『反日プロパガンダの近現代史:なぜ日本人は騙されるのか』倉山満



以前、倉山満氏の『増税と政局・暗闘50年史』を読んで、ずいぶんと乱暴に他人を上から目線で切り捨てた物言いの言論人だなあ、と呆れつつも、試しにもう一冊読んでみたのが本書です。

そして分かったのは、乱暴な物言いは倉山満氏の著者としてのスタイルだったといことです。

文中、かなり頻繁に歴史上の人物も、現役の政治家や言論人たちに対しても、片端から「バカ」呼ばわりしているところが読んでいて不愉快になります。

倉山満氏の超上から目線は、一体何を自信の根拠としているのか不明ですが、自分以外は皆「バカ」だと決めつけています。

こうなると、やはり自分だけが賢いと書いている副島隆彦氏と対談をさせてみたいものです。

ただ、品は無いはいえ、かなり知識があり多くの文献を読み込んでいることは認めざるを得ません。

しかし、人は、賢くなるほど、あるいは思慮深くなるほど自分の不勉強さに気付き、他者に寛大になるものだと思うのですが、倉山満氏に限っては、そのような内省は無いようです。

さて、本書はタイトルでは「反日」とありますが、実際にはもう少し広く海外のプロパガンダの歴史・実例を追いかけて紹介しています。

途中、やや脱線して、といいますか、著者の趣味に走って戦国武将比べに紙数をかなり割いているのがご愛敬ですが、なるほどプロパガンダの実例について、よく調べられています。

ただ、あまりに大量の情報を書き散らかしている感じが有り、読み物としては非常に読みづらい本でした。

読者とと著者のスタイルの相性が悪いだけかもしれませんが。

結局、個人的には倉山満氏の著書は2冊続けてつまらなかったので、当分読むことは無さそうです。


posted by しげぞう at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/411425449

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。