2014年12月29日

『幕末 戦慄の絆――和宮と有栖川宮熾仁、そして出口王仁三郎』加治 将一



久しぶりに興奮しながら読みました。タイトル通り「戦慄」すべき内容です。

ここで本書の関係者にお詫びせねば成りません。無料で立ち読みしてしまったからです。

買うほどの価値が無いと思ったのではありません。逆です。書店で最初の数ページを読み出したら止まらなくなってしまったのです。

その書店はイオンモール幕張新都心内の蔦屋書店で、図書館のような作りになっており、椅子やテーブルが揃えてあります。

また、スタバと繋がっているので、コーヒーを飲みながら読書ができるのです。

しかも、堂々と立ち読み(実際は座って)できるのは、テーブルに「お読みになる本は2冊までとさせていただきます」と書いて有るので、つまりは2冊まで立ち読み可ということなのです。

勿論、普段はちゃんと購入しておりますよ。

そのような大変に良い環境で、本書を試し読みし始めたところ、どうにも止まらなくなってしまい、とうとう読み終えてしまいました。

本書は小説という形を取っていますが、主人公の作家は紛れも無く著者自身の取材活動をなぞっていると思われます。

また、題材も内容も、あまりにきわどい内容(ちょっと前の時代なら、著者は逮捕されています)であるため、フィクションの形をとっていますが、歴史の暗部を暴くという、もはやノンフィクションではないか、と思える内容です。

小説自体は大したストーリーではありませんが、主人公が歴史の謎を解き明かしていく様は大変スリリングです。

そして解き明かされた内容は、非常に衝撃的でした。思わず「おおっ!」を声を漏らしたのでは無いかと、周りを見回したほどです。

ネタバレれになるので、具体的な内容については触れませんが、主人公の作家が、和宮(親子内親王)、つまり徳川家茂に降嫁された女性の謎を追う内に、幕末から明治維新の動乱期における、最大のタブーを解き明かしてしまう、という話です。

本来は同じ主人公が活躍するシリーズものの、最新刊のようですが、本書だけでも十分に「戦慄」します。

と、これだけではあまりに説明になっていないので、キーワードのみ思いつくままに記してみます。

和宮、有栖川宮熾仁親王、岩倉具視、伊藤博文、明治天皇、坂本龍馬、トーマス・ブレーク・グラバー、サー・アーネスト・メイソン・サトウ、フルベッキ写真、フリーメイソン…

いかがでしょうか。もし、これらのキーワードに「ドキッ」とされた方は、読まねばなりません。

読み終わるまで、眠ることはできません。

少なくとも私は、本書の著者である加治将一の他の作品も読まねばならない、と決意しました。もちろん、今度はちゃんと購入します。


posted by しげぞう at 23:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。